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赤井英和氏が日本ボクシング連盟普及委員に就任 25日会見

[ 2020年9月22日 11:42 ]

赤井英和氏
Photo By スポニチ

 国内アマチュアを統括する日本ボクシング連盟は22日、俳優・タレントの赤井英和氏(61)が男子普及委員に就任したと発表した。25日に就任会見をオンラインで開く。日本連盟では既にお笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代さん(41)が女子の強化・普及委員に就任しており、2人の知名度を生かしてイメージアップと競技人口拡大を狙う。

 赤井氏は大阪市出身。浪速高入学と同時にボクシングを始め、ライトウエルター級で3年時にインターハイ優勝。近大へ進み80年モスクワ五輪出場を目指したが、日本の大会ボイコットを機にプロへ転向し、デビューから12連続KO勝利の日本記録(当時)を樹立して「浪速のロッキー」と呼ばれた。83年7月、世界初挑戦となったWBC世界スーパーライト級タイトルマッチ(近大記念体育館)で王者ブルース・カリー(米国)に7回TKO負け。85年2月の大和田正春戦でKO負けして意識不明となり、急性硬膜下血腫と診断されて手術を受けた。回復はしたものの引退勧告を受け、プロ通算21戦19勝(16KO)2敗の成績でグローブを吊した。

 引退後の芸能活動では、自伝を元にボクサーの生きざまが描かれた映画「どついたるねん」(89年公開)で主演。11年2月には日本連盟の規則改訂でアマチュア復帰が認められ、母校・近大の総監督に就任してボクシング界に復帰した。長男・英五郎もミドル級で東京五輪出場を目指したが、昨年の全日本選手権で敗退して望みを絶たれていた。

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2020年9月22日のニュース