×

“ミラモン”松本圭佑 プロデビュー戦へ前日計量クリア「チャンスを逃さずKOを」

[ 2020年8月23日 16:51 ]

プロデビュー戦の前日計量を終え、オンラインで取材に応じた松本圭佑

 プロボクシング興行「第72回フェニックスバトル」(24日、後楽園ホール)の前日計量が23日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、プロデビュー戦となる56キロ契約6回戦で三宅寛典(32=ビッグアーム)と対戦する松本圭佑(21=大橋)はリミットの56.0キロ、三宅は300グラム軽い55.7キロでともに一回目でクリアした。

 松本は元東洋太平洋フェザー級王者で現大橋ジムトレーナーの松本好二さんの長男。U―15全国大会を5連覇し、フジテレビ「ミライモンスター」に何度も出演している逸材だ。東農大時代は寮生活だったが、幼少期より大橋ジムで過ごしていたため、「自分としては戻ってきたという感覚に近い。父親と接する機会も増えたし、よりボクシングに対する意識を高く持てるようになった」という。プロのスタイルに関しても「試合は初めてなので分からないけど、プロの練習は僕に合っていると思う。アマの時はアップテンポにするのに苦労したので、本来の動きに戻す感じです」と手応えを口にした。

 デビュー戦の相手となる三宅はプロ20戦9勝9敗2分けのキャリアを持つ。計量で初対面し、「キャリアもあって腰の低い人だったので怖い部分はある」と警戒しつつ「焦らずに6ラウンドやるつもりでいれば、チャンスはあると思う。チャンスがきたときに逃さずKOできれば」と自信ものぞかせた。

 父の好二トレーナーについては「僕よりも神経質になっていた」と笑い、「試合内容より計量後のリカバリーとかを心配していた」と明かした。“親子鷹”で目指す世界王者への第一歩となる試合。「息子的にはケガをせず戻ることが一番だと思うけど、打たせないで打つこと、完封できるような内容なら(父も)喜んでくれるかな」と話していた。

続きを表示

2020年8月23日のニュース