アマ8冠・中垣龍汰朗 プロデビュー戦へ計量クリア「とにかく楽しみ」
プロボクシング興行「第72回フェニックスバトル」(24日、後楽園ホール)の前日計量が23日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、プロデビュー戦を迎えるアマチュア8冠の中垣龍汰朗(20=大橋)はスーパーフライ級リミットの52.1キロで1回目でクリアした。中垣は10戦3勝5敗2分けの堀井翔平(29=トコナメ)と対戦する。
計量後にオンラインで取材に応じた中垣は「しっかり調整ができた。とにかく楽しみという気持ちでいっぱい」と心境を語り、「自分のボクシングが発揮できれば、最終的には倒せると思う」と自信を示した。
宮崎・日章学園高時代に高校5冠、国際大会でも3度優勝した逸材。東京五輪出場を目指して東農大に進学したが、五輪への道が途絶えたことでプロ転向を決意した。コロナ禍でプロ生活はスタートしたが、WBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥、WBC世界同級暫定王者の井上拓真、元世界3階級制覇王者の八重樫東が所属する大橋ジムで「理想通り、しっかりボクシングに打ち込める環境を整えてもらっている。すごく順調です」と断言。デビュー戦が5月から延期になったことに関しても「その期間に基礎的な部分を徹底できた。僕にとっては良い時間になった」と言い切った。
デビュー戦には家族や友人も応援に駆け付ける予定。中垣は「こういう状況でお客さんを入れた興行で試合ができること、お客さんが来てくれることがありがたいし、まずは試合ができることがありがたい」と感謝を思いを胸にリングに上がる。
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