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プロボクシング出稽古は条件付き解禁 ガイドライン改訂を承認

[ 2020年8月17日 18:21 ]

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は17日、オンラインで新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、感染拡大予防ガイドラインの改訂を承認した。また、現在は自粛を要請している出稽古(他ジムを訪問しての実戦練習)を条件付きで許可することも決めた。

 出稽古については先月、大阪府内のジムでクラスターが発生したことを受け、22日付で全国のJPBA加盟ジムに自粛を要請していた。ただ、すでに興行は再開されており、「十分な実戦練習を積む必要がある」(JBC安河内剛事務局長)ことから、試合が決まっている選手については、出稽古届出書とメディカルチェックシートの提出を義務付け、さらに2週間以内に新型コロナウイルス感染を調べる検査(PCR、抗原、抗体)を受けて陰性が確認された場合に許可するとした。

 改定されたガイドラインには試合前日のPCR検査などで陽性反応が出た場合は選手名や所属ジム名を公表すること、前日計量後に指定された宿舎に“分離”された選手らの違反行為については試合中止などの厳しい処分を科すことなどが盛り込まれた。

 感染者の現状についても報告され、今月6日にPCR検査で陽性と診断され、入院していた元世界3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(34=帝拳/ベネズエラ)は退院し、自宅で待機中という。

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2020年8月17日のニュース