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ボクシング男子代表山形強化合宿 五輪ミドル級代表の森脇唯人、山歩きトレは「足腰に効いた」

[ 2020年7月26日 18:42 ]

 山形・蔵王坊平高原での強化合宿中のボクシング男子日本代表が26日、オンラインでの取材に応じた。今回の合宿では基礎的な体力強化を目的にしており、バスケットボールやサーキットトレーニング、鉄アレイで負荷をかけてのボクシング動作、さらには蔵王の頂上を目指しての山歩きなどを実施。屋外でのメニューが多かったことについて本博国強化委員長は「空気の良いところで外でやった方がより効果的にできる」と説明した。

 東京五輪ミドル級代表の森脇唯人(自衛隊)は「足腰の強化にかなり効いた」、ライト級代表の成松大介(同)も「筋力強化ができて、とてもいい練習ができた」と成果を強調。ウエルター級代表で地元・山形出身の岡沢セオン(鹿児島県体協)は「基礎的なところをしっかり作れた。東京五輪に向けて良いスタートが切れたし、気持ちの面でもスイッチが入ったように感じてます」と心身両面で収穫があったことを認めた。合宿は27日に終了するが、岡沢は所属先に戻った後に「鉄アレイを持った練習で足の運びとか少し苦手だったので、それをやったり、リフレッシュとして桜島に登ってみたりしてもいいのかなと思っている」と話した。

 開幕まで1年を切った東京五輪は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催の見通しは不透明。それでも岡沢は「自分たちは来年オリンピックがあると信じて、そこに向けて最高の準備をするだけ。自分がやるべきことをやり、1日1日強くなることだけを考えていけばいいと思う」と練習に集中することを誓っていた。

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2020年7月26日のニュース