54勝無敗のワンヘン引退 米進出計画もコロナ禍で実現せず
デビュー以来54勝(18KO)無敗を誇るWBC世界ミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーティン(34=タイ)が現役引退を表明した。米ボクシング専門誌「ザ・リング」などが21日(日本時間22日)に報じた。
ワンヘンは2007年1月にプロデビュー。14年11月、オズワルト・ノボア(メキシコ)を9回終了TKOで下して王座に就いた。18年8月には10度目の防衛を達成するとともに、フロイド・メイウェザー(米国)の記録を更新する51連勝をマーク。その後、連勝を54、防衛を12まで伸ばしていた。
昨年7月には米国のゴールデンボーイ・プロモーションズと契約、米進出を計画していたが、「ザ・リング」によると、4月25日にカルフォルニア州インディオで米デビュー戦が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた。
ワンヘンは14年11月に大平剛(花形)に5回TKO勝ち、17年11月と昨年5月の2度、福原辰弥(本田フィットネス)と対戦し、ともに勝利するなど日本でも馴染みが深く、現WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)がIBFミニマム級王者だったころに統一戦を希望したこともあったが、実現しなかった。
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