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前日計量後のボクサー“隔離”を決定 7月興行再開へガイドラインに盛り込む

[ 2020年6月11日 17:19 ]

新型コロナウイルス対策連絡協議会後、オンラインで会見するJBC安河内剛事務局長
Photo By スポニチ

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は11日、テレビ会議アプリ「Zoom」を利用して新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、7月に再開を目指す国内興行のガイドラインに選手の“隔離”を盛り込むことを決めた。これまでに試合3週間前と前日の抗体検査を選手、セコンド、試合役員らに義務付けることを決定しているが、新たに前日計量・検診後から試合まで出場全選手を近くのホテルなどに宿泊させ、食事や外出、来客を制限し、会場への送迎も行うとしている。

 前回の連絡協議会では消極的な意見も多かったが、JBCの安河内剛事務局長は「試合前までの感染を限りなくゼロにするため」と説明。現時点で対象は選手のみだが、リング上で選手と接触の可能性があるレフェリーやリングアナウンサーも対象とすることも検討中という。

 プロ野球やサッカーJリーグで導入の動きがあるPCR検査については、早期導入を目指しているものの、「全国的に公平性、継続性が担保できてから」(安河内事務局長)とした。ガイドラインは次回の協議会で完成する見込み。7月に全国で計画されている6興行について、完成したガイドラインに沿って開催の可否が判断される。

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2020年6月11日のニュース