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大橋ジムが営業再開、来月16日には無観客興行 大橋会長「ボクシングの灯は消せない」

[ 2020年6月1日 19:20 ]

ジム営業を再開し、取材に応じた大橋秀行会長
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 ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27)らが所属する大橋ジム(横浜市)が1日、営業を再開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月7日から営業を休止。緊急事態宣言が解除され、休業要請が緩和されたことをから入館時の検温、マスク着用、混雑時の人数制限、さら消毒のための時間も設けるなど対策を講じての再スタートとなった。

 また、来月16日に東京・後楽園ホールで東洋太平洋フェザー級王者・清水聡(33)と、日本スーパーライト級王者・井上浩樹(28)の防衛戦2試合を無観客で開催予定。コロナ禍後、東日本では最初の興行で、国内で最初のタイトルマッチとなる。大橋秀行会長(55)は「出費は大きいが、一発目にタイトルマッチをやるのは、チャンピオンのモチベーションを下げないため」と説明。「ボクシングの灯は消せないというのもある。野球やサッカーなど他競技も再開されるし、“ボクシングもやってるよ”というのを見せたい」と話した。

 4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスで予定されていた井上とWBO世界王者ジョンリール・カシメロ(31=フィリピン)の3団体統一戦も延期された状態のままだが、大橋会長は「尚弥が活躍することがボクシング界の活性化には一番」と強調。「海外で闘う勇姿を見て全国の子供たちがボクシングを始めるかもしれない。大橋ジムだけでなく、日本全国のボクシング熱を高めたい。それが自分の役目だし、使命だと思っている」と熱く語った。

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