亀田興毅氏「当時関わった」JBC幹部の退陣要望 「同じ思いをするボクサーがかわいそう」

[ 2020年1月31日 19:09 ]

判決について、時折涙声になりながら会見する亀田興毅。左は北村晴男弁護士 (撮影・西川祐介)
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 ボクシング元3階級制覇王者の亀田興毅氏(33)が31日、自身を含む3兄弟らへの不当な処分に対する損害賠償を求めて訴えていた日本ボクシングコミッション(JBC)に4550万円の賠償を命じる東京地裁の判決が出たことを受け、都内の司法記者クラブで北村晴男弁護士とともに会見した。

 判決への感想を求められた興毅氏は「ここまで凄く長かったけど、こういうふうに判決が出て、自分の中では一定の評価はしたいと思っている」とコメント。発端は2013年12月に二男・大毅氏が出場したWBA&IBF世界スーパーフライ級王座統一戦での「負けても王座保持問題」だったが、大毅氏がウエートオーバーの相手と戦ったにも関わらず亀田家が国内から“追放”される形となり、「経済的ダメージは計り知れないものがあった。思い出したくもないぐらい苦しい時だった」と複雑な表情を浮かべた。

 裁判で求めた損害賠償額は約6億6000万円だったため、北村弁護士は「認識している損害額よりはるかに少ない認定」と不満を示しながらも「JBCの違法行為が主張どおり認められたのは非常に大きいと考えている。勝訴と思っている」と評価。「JBCは(秋山弘志)理事長以下の体制が変わらない限り、これまで同様の行為が繰り返される可能性が高い。自浄作用がないことは明らかで、抜本的改革が期待される。判決に出ている方については、ただちに辞めてもらう必要があると考えている」と現在もJBCの中枢にいる幹部らの退陣を要望。興毅氏も「当時関わった方が変わらなければボクシング界は変わらない。5年後や10年後、同じような思いをするボクサーが出てきたらかわいそう。きれいな形になってもらえたらと思う」と同調した。

 興毅氏によると、3兄弟で判決についてまだ話し合っていないこともあり、控訴するかどうかは「北村先生と話しながら決めていきたい」と語るにとどまった。当時はJBC職員から監禁・どう喝されたと訴えを起こされたこともあり、「世間的にも亀田家は“悪の化身”のように思われて、その後会った人から“敬語使えるんだ、イメージと全然違う”と100%言われる。そんな悪い人間じゃないですよ、と亀田家の名誉のためにも言っておきたい」と笑った。

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