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村田の対戦相手、バトラーが公開練習 10秒だけ本領発揮「100%の状態」も“秘密主義”貫く

[ 2019年12月16日 15:33 ]

公開練習でカメラマンに向かって舌を出しながらサンドバッグを打つスティーブン・バトラー(撮影・森沢裕)
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 ボクシングのトリプル世界戦(23日、横浜アリーナ)でWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)に挑戦する同級8位スティーブン・バトラー(24=カナダ)が16日、東京・新宿区の帝拳ジムで公開練習を行った。

 シャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちをそれぞれ2ラウンドずつ披露したが、1ラウンド2分で前半の1分は軽め、後半にペースを上げる独得の調整。力強い連打から「BANG BANG」のニックネームを持つが、その本領を発揮して見せたのはサンドバッグ打ちのラスト10秒ほどだけだった。

 練習前の会見では「村田戦に向けて10週間かけて準備してきた」と話したが、トレーニング内容については語らず、場所も「カナダ国内の某所」とだけ明かした。また、今月8日に来日したが、練習場所として提供された帝拳ジムにはこの日まで1度も姿を見せていないという。バドラーは「とても良い気分で練習できている。環境も食事もNo.1だ。早めの来日は正解だった。今も100%の状態」と好調をアピールしながら、日本国内での練習場所についての質問には「プライベートだから」と明かさない“秘密主義”に徹した。

 王者・村田について「とても良い、強いボクサーでリスペクトしている。チャンピオンである理由も分かる」と称えながら、「彼からベルトを獲る準備はできている」と自信を示した。

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2019年12月16日のニュース