×

井上尚弥 憧れドネアとのWBSS決勝へ練習公開「警戒するのはキャリアだけ」

[ 2019年10月28日 15:54 ]

ミット打ちする井上尚弥(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)優勝を目指すWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26=大橋)が28日、横浜市のジムでWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)との決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)に向けての練習を公開した。

 5階級制覇のレジェンドとの頂上決戦まで10日。注目の大きさに比例するように約70人の報道陣が集結。大橋秀行会長によると「ジム開設以来最多」で、練習公開は会見後の約10分だけで打ち切りと、異例の対応となった。大橋会長は「減量期は抵抗力が落ちて風邪とかが心配なので」と説明。ただ、井上本人には5月の準決勝、ロドリゲス戦前ほどのピリピリ感はない。「良いコンディションで良いトレーニングができている。いつも通り自然体でリングに上がれば、結果はいつも通りついてくる」と平常心を強調した。

 対戦相手のドネアは高校時代から憧れの存在だけに強い思いはあるが、「警戒するのは(ドネアの)キャリアだけ。自分の方が若さやスピードはあるので、それを生かして戦いたい。ドネアの動きは(頭に)インプットされている。もちろん違うことをやってくる想定もしている。どう来ても対応できるように準備はしている」と自信たっぷりに言い切った。

続きを表示

2019年10月28日のニュース