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日本ボクシング連盟の前会長、山根明氏がドスの効いた「おおきに!」で健在ぶり示す

[ 2019年9月29日 22:28 ]

興行でリングに登壇し、喝采を浴びた山根明氏(左)
Photo By スポニチ

 日本ボクシング連盟の前会長である山根明氏(79)が健在ぶりを示した。29日に京都市上京区のKBSホールで、自ら立ち上げた世界王座認定団体「WYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)」のヘビー級王座戦を初開催した。試合は世界WSCS同級王者の高橋知哉(31)が世界WNFC同級王者のダニエル・ハット(ブラジル)を判定2―0で下し、初代王座に就いた。

 山根氏は観衆500人の喝采を浴びながら登壇し、ドスの効いた声で「おおきに!」と応じた。審判に圧力をかけた問題などで昨年8月に日本連盟の会長職を辞任。それから約1年2カ月で独立系とはいえボクシング界に復帰を果たした。あいさつでは時折、声を震わせながら「この席に立つことができ、男冥利(みょうり)に尽きます。若い世代の教育のため、プロボクシング団体を立ち上げました。応援よろしく!」と宣言した。試合前の国歌演奏で君が代を聞いて「胸がいっぱいになりますよ」と目を潤ませたという。

 最近、全日本テコンドー協会で組織運営が問題視される状況について「どの協会、連盟でもゴチャゴチャありますよ」と持論を述べた上で「でもボクシングは何もなかった。山根明は堅すぎた。叩いてもホコリは出ません。下の者、理事関係が悪かった」と自身の潔白を改めて主張した。

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2019年9月29日のニュース