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亀田3兄弟いとこ・京之介、3回TKOで東日本新人王王手「練習してきたことが出せた」

[ 2019年9月26日 21:03 ]

<東日本新人王予選・フェザー級準決勝>3回TKO勝利で決勝に進出し、リング上で吠える亀田京之介
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 プロボクシングの東日本新人王予選は(26日、東京・後楽園ホールで行われ、フェザー級準決勝では亀田3兄弟のいとこで“浪速の狂拳”の異名を持つ亀田京之介(20=協栄)が小出太一(25=鴻巣茂野)に3回38秒TKO勝ちし、決勝進出を決めた。

 頭を下げて前進してくる小出に「やりにくかった」という京之介だが、「1回で倒せると思ったので」と、そのスタイルに付き合った。「試合前から緊張もなく、セコンドの声もよく聞こえたけど、無視した」と2回には足を止めて激しく打ち合った。だが、「倒しにいって倒れるもんじゃない。スタミナが切れるもの嫌だったので」と3回にジャブと足を使ったボクシングにチェンジ。すると、右ストレートがカウンター気味に決まり、最初のダウンを奪う。立ち上がった小出を一気に攻め、強烈な右アッパーで再びダウンを奪うと、レフェリーがノーカウントで試合をストップ。京之介は「2度目のダウンは手応えがありました。練習通り、練習してきた通りのことが出せた」と胸を張った。

 亀田3兄弟を世界王者に育てた叔父・史郎氏の下で6歳からボクシングを始めた。一時中断した時期もあったが、18歳で再開した“亀田家の最終兵器”は3兄弟も手にしていない新人王のタイトル獲得へ、あと1勝に迫った。「結果的に倒せたし、決勝に行けるんで良かったです」。ただ、東日本はあくまでも通過点で目指すは全日本新人王の獲得。まずは、今成太希(三迫)とアズマー田中(金子)の勝者と対戦する東日本決勝(11月3日)に向け「もっといい試合ができるように練習します」と表情を引き締めた。

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2019年9月26日のニュース