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波田大和 3回TKOで決勝進出 伯父の元小結・旭道山から「集中しろ」とアドバイス

[ 2019年9月2日 20:56 ]

<フェザー級王座決定トーナメント準決勝>3回、大保から2度目のダウンを奪った波田(左)
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 プロボクシングの日本ユース・スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝(6回戦)は2日、東京・後楽園ホールで行われ、波田大和(22=帝拳)が大保龍球(23=神奈川渥美)を3回TKOで下して決勝に進出した。

 1回に強烈な左で最初のダウンを奪うと、3回に左右の連打で2度目のダウンを奪い、さらに立ち上がった大保をコーナーに追い詰めたところで相手陣営が棄権を申し入れた。

 「倒せて気持ちよかった。(トレーナーの)カルロスさんに教わって練習してきたことが出せました」

 大相撲の元小結・旭道山のおい。伯父からは試合前に電話で「パンチをもらっても焦ららないこと。何があるか分からない世界だから集中しろ」とアドバイスをもらったという。課題は精神面。初のメインイベント抜擢に「めちゃくちゃ気持ちよかったけど、めちゃ緊張した」といい、力みも見えたが、6戦連続となるKO勝利で見事に大役を果たし、「練習してきたことが出せたのは成長かな」と胸を張った。

 次の日本ユース王座決定トーナメント決勝では、16日に大阪・堺市で行われる脇田将士(ミツキ)と石井龍誠(伴流)の勝者と対戦する。「どちらが勝ってもサウスポーなのでしっかり対策したい。できれば年内にやれれば」と初のタイトル獲得に意欲を示した。

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2019年9月2日のニュース