WBO世界フライ級王者・田中恒成は母校・中京学院大中京の後輩に負けじと7回KO狙う

[ 2019年8月19日 17:16 ]

ミット打ちで右ストレートを放つ田中恒成
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 今月24日に2度目の防衛戦(名古屋市港区・武田テバオーシャンアリーナ)に臨むWBO世界フライ級王者・田中恒成(24=畑中)が19日、名古屋市内の所属ジムで練習を公開し、母校の球児に負けないド派手な決着を誓った。

 「序盤は距離を取って(KOするのは)7ラウンドぐらいですね」
 7回という具体的な数字を示した理由は、夏の甲子園で初めて準決勝進出した中京学院大中京(岐阜)の快進撃にある。7回に大量得点して2回戦で北照(南北海道)、3回戦で東海大相模(神奈川)に逆転勝ち。18日の準々決勝、作新学院(栃木)戦も7回に1点差に迫り、8回の劇的な逆転満塁弾を呼び込んだ。

 高校時代の田中にとって、体育コースに所属する野球部の同級生と交流する機会は多くなかったという。それでも「やっぱり応援しています。母校というだけだけど、そういうのが大切じゃないですか」。減量終盤で体力的にかなりしんどい時期だが、母校愛を語る表情は柔らかかった。18日の準々決勝をテレビ観戦し「俺も頑張ろうと思いました」。最後まで勝負をあきらめない後輩たちの驚異的な粘りに触発されたという。

 ただ、自身の防衛戦では鮮やかな逆転など望むわけはない。同級1位の指名挑戦者、ジョナサン・ゴンサレス(28=プエルトリコ)に対し、序盤から自慢のハンドスピードとフットワークで主導権を握るつもりだ。「今回の相手はスピードがある。スピードで上回って必ずKOで勝ちたい」。来年の東京五輪出場を目指す兄・亮明らのサポートを受け、入念な左対策とスピード強化に取り組んだ。「いい練習ができた」。報道陣にシャドーとミット打ちで軽快な動きを見せつけ、この言葉を裏付けた。

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