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王者・三代「1対1でどちらが強いか」 渡辺「望んでいた試合」 ともに計量一発パス

[ 2019年3月26日 14:56 ]

<東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ>前日計量をクリアし、ファイティングポーズの王者・三代大訓(左)と渡辺卓也
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 ボクシングのOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦(27日、後楽園ホール)の前日計量が26日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、王者・三代大訓(24=ワタナベ)はリミットより100グラム軽い58.8キロ、挑戦者で同級4位の渡辺卓也(30=青木)はリミットの58.9キロでともに一発パスした。

 昨年6月にプロ6戦目でタイトルを獲得した三代にとって今回は2度目の防衛戦。昨年10月には日本同級王者・末吉大(帝拳)と両タイトルを懸けて戦ったが、3者3様のドロー。日本王座獲得はならなかったものの、東洋太平洋王座の初防衛に成功した。

 今回はシルバー王者でもある渡辺との一戦。過去にスパーリングで拳を交えたこともあり「(渡辺は)スタミナがあるし、総合力の高い選手。いずれ、やらないとけなかった相手。どちらがチャンピオンか、と言うより1対1でどちらが強いか、そういう戦いをしたい」と闘志を燃やした。

 一方の渡辺にとっては約2年ぶりの国内での試合。三代について「期待されている若手のホープ。もちろん実力もある」と認め、「ずっと国内でこういう試合がやりたかった。望んでいた試合に挑めるので本当にうれしい」と喜んだ。

 30日に中国・上海で再起戦を行う前WBO世界フライ級王者・木村翔(30)とはジムの同僚であり、同い年。「ずっと、あいつには刺激をもらってばかりだった。今回は自分が勝って勝利のバトンをつなぐじゃないけど、勢いをつけられたら」と話した。

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2019年3月26日のニュース