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東日本ボクシング協会 新会長に花形進氏の就任を承認

[ 2019年2月28日 16:40 ]

固い握手を交わす花形進新会長(左)と渡辺均現会長
Photo By スポニチ

 東日本ボクシング協会は28日、都内で定例総会を開き、新会長に元WBA世界フライ級王者で花形ジム会長の花形進氏(72)が就任することを承認した。任期は4月1日から3年間で、慣例で日本プロボクシング協会(JPBA)会長も兼務する。現会長の渡辺均氏(69)は1期で退任し、相談役に就く。

 「明るく」「クリーンに」「粘り強く」が花形イズムの3カ条。目玉公約として「ボクシングを通じた青少年教育」「ボクシング人口の増加」「コンプライアンスの強化」の3点を掲げた。また、日本ボクシングコミッション(JBC)との連帯強化やアマチュアの日本ボクシング連盟との有効関係の構築、各地区協会との協力関係の促進もこれまで以上に進めていく考えだ。

 「大変だけど、3年間は頑張るつもり。3年やったら75歳だからな」と全力投球を宣言。ボクシング人口の減少には特に危機感を抱いており、「各ジムで練習生が減っているので、入会者を増やす工夫していきたい」と話した。

 ワタナベジムの渡辺会長とは過去にジム対抗戦も行ったライバル関係だが、総会後には渡辺会長も会見に同席。渡辺会長は「我々の世代の世界チャンピオンで、男女の世界王者を育てた花形会長に引き継いでもらえるので、私としても晴れ晴れしい気持ち。バトンタッチできてうれしい」とあいさつ。新会長について「みんなから慕われている」と、その人柄に太鼓判を押し、自身が1期で退任となることにも「花形さんならと自分の気持ちも整理できた。今後は良い協会、良いボクシング界になるように協力していきます」と約束した。

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2019年2月28日のニュース