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41歳・野中悠樹が国内男子史上最年長で王座奪取!王者に判定勝ち「伝説作っちゃいました」

[ 2019年2月24日 20:27 ]

プロボクシング・東洋太平洋&WBOアジア太平洋ミドル級タイトルマッチ12回戦 ( 2019年2月24日    エディオンアリーナ大阪 )

東洋太平洋ミドル級、WBOアジア太平洋同級タイトルを手にし、国内男子で史上最年長王者となった野中(中央、左は井岡弘樹会長)
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 おっさんボクサーが快挙!男子現役最年長ボクサー、41歳2カ月の野中悠樹(41=井岡弘樹)がJBC公認タイトルで男子日本ボクシング史上最年長王座奪取に成功した。東洋太平洋ミドル級とWBOアジア太平洋同級王者の細川チャーリー忍(34=金子)に3―0の判定勝ち。2本のベルトを手にして、新王者となった。2006年に、40歳10カ月で東洋太平洋王座を獲得した西澤ヨシノリ氏の年長記録を更新した。

 1回に左カウンターでダウンを奪ってペースをつかみ、細川の反撃をフットワークで巧みにかわした。

 「やっぱりオレはベルトが似合うなと思っています。伝説を作っちゃいました」

 リングでは元世界2階級制覇王者の井岡弘樹会長、桂トレーナーと抱き合って、歓喜の雄叫びをあげた。

 日本ボクシングコミッション(JBC)の規定では、ボクサーは37歳に達すれば原則的に現役引退。しかし、日本や東洋太平洋、世界の各王座の獲得経験者や世界戦挑戦経験者、世界ランカーなど一部のボクサーには、審査を経た上で特例として現役続行が許される場合がある。

 元東洋太平洋スーパーウエルター級王者の野中も、定年延長の“権利保持者”としてチャンスをものにした。

 戦績は、野中が33勝(10KO)10敗3分。細川が11勝(10KO)4敗。

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2019年2月24日のニュース