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木村翔「48分もスパーをやる日本人なんていないっすよ」手応え胸に帰国

[ 2018年9月9日 12:14 ]

タイでのスパーリング合宿を終えて帰国した木村
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界フライ級王者・木村翔(29=青木)が9日、2週間にわたるタイでのスパーリング合宿を終えて成田空港着の航空機で帰国した。24日の同級1位・田中恒成(23=畑中)との3度目の防衛戦(名古屋・武田テバオーシャンアリーナ)へ向け、現地では1ラウンド4分のスパーリングを計72ラウンド消化。試合と同じ12ラウンドも2度こなし、「それでもバテることなくしっかりやれた。48分もスパーをやる日本人なんていないっすよ。手応えが凄くありました」と絶好調をアピールした。

 7月の2度目の防衛戦(中国)前は実施できなかったタイ合宿は自身3度目。タイの食事にもすっかり慣れて「全然大丈夫だった。タイ人になってきました」と余裕の表情を見せた。頑丈なタイ人選手相手に「殴ってる方がきついぐらい」のスパーを繰り広げたほか、今回は日本フライ級王者・黒田雅之(32=川崎新田)を練習パートナーとして帯同。「黒田さんとできたのはデカい。ジャブがいいので凄く勉強になった」と、田中の持ち味であるジャブ対策も万全と強調した。

 週明けからは週3回のスパーリングを行い、試合に備える。厳しい環境で練習してきただけに、「日本では凄く楽にできると思う。それが実感できれば。あとは体重を落とすだけです」と自信たっぷり。11月にタイでIBF世界フライ級挑戦者決定戦を控える黒田に対し、「世界挑戦してもらいたいし、世界王者になってほしい」とエールを送った。

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2018年9月9日のニュース