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パッキャオVSマティセ ともに前日計量パス あすマレーシアで対決

[ 2018年7月14日 12:26 ]

前日計量を終え、にらみ合うパッキャオ(左)とマティセ(AP)
Photo By AP

 ボクシングのWBA世界ウエルター級タイトルマッチ12回戦(15日、マレーシア・クアラルンプール)の前日計量が14日に行われ、王者ルーカス・マティセ(35=アルゼンチン)はリミットを200グラム下回る66.5キロ(146.7ポンド)、挑戦者で同級1位のマニー・パッキャオ(39=フィリピン)は66.2キロ(146ポンド)でパスした。

 王者はマティセだが、通算10度目の世界王座獲得を狙う元6階級制覇王者のパッキャオが主役とも言える試合。昨年7月にジェフ・ホーン(オーストラリア)に判定負けし、WBO世界ウエルター級王座から陥落したパッキャオにとって1年ぶりの再起戦。計量後にコメントしなかったが、長袖Tシャツに描かれた「Fight On」の文字に決意を込めた。

 強烈な右フックを武器とするマティセは44戦39勝36KO4敗1無効試合、KO率82%のハードヒッター。今年1月の王座決定戦でもティーラチャイ・クラティンデーンジム(タイ)に8回KO勝ちして戴冠。今回が初防衛戦となる。

 米スポーツ専門局ESPNの識者15人の予想ではパッキャオ勝利が13人を占めるなどパッキャオ優位と見られているが、12月に40歳になる年齢やブランク、長年コンビを組んだフレディー・ローチ・トレーナーとの関係解消などを不安視する声もある。英ブックメーカー、ウィリアムヒルのオッズではパッキャオ勝利が1・5倍、マティセ勝利が2・75倍、引き分けが19倍となっている。

 試合は15日午前11時からWOWOWプライムで生中継される。

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