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また…王者サンダース 防衛戦を中止 ハムストリングを痛めたため WBO世界ミドル級

[ 2018年6月4日 05:32 ]

 ボクシングのWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(28=英国)が3日、23日に英ロンドンのO2アリーナで予定していたマーティン・マレー(35=英国)との防衛戦を中止すると自身のSNSで発表した。ハムストリングを痛めたためと理由を挙げ、「マーティンとファンには申し訳ない。すぐに復帰したい」と謝罪した。サンダースは当初、マレー戦を4月14日に予定していたが、手の負傷を理由に延期していた。

 サンダースの発表よりひと足早く、マレーは自身のインスタグラムで「試合は中止だ!ビリー・ジョー・サンダースが、またやらかしやがった」と中止の連絡を受けた怒りのコメントを発表。映像では「最初は手、今回はハムストリングだ。あいつはゴロフキンかカネロと戦って大金を稼ごうとしているけど、俺は戦うには危険な相手だ。あいつが俺と戦いたくないだけだが、俺にはどうしようもできない」と王者を批判した。また「チケットを買って、ホテルや列車を予約したみんなに謝るしかない」とサンダースよりも早く謝罪し、代わりの試合を組む意向を示していた。

 サンダースはこれまでもケガなどを理由に再三試合を延期。WBA正規王者に村田諒太(帝拳)がいるミドル級ではここ数日、WBAスーパー&WBC&IBF統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)の再戦交渉の不調が伝えられていた。ゴロフキンはかねてサンダース相手の4団体王座統一戦を希望している。

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2018年6月4日のニュース