×

WBO世界フライ級王者・木村翔「彩の国スポーツ功労賞」贈呈 プロボクサーとしては2人目

[ 2018年1月26日 17:30 ]

木村(左)は上田知事らと懇談
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界フライ級王者・木村翔(29=青木)が26日、埼玉県庁を訪れ、上田清司知事から「彩の国スポーツ功労賞」を贈呈された。同賞は県民に明るい希望と活力を与えることに多大な功績のあった個人・団体を表彰するもので、スポーツでは00年の松坂大輔(当時西武ライオンズ)が第1号。過去には体操の内村航平やプロゴルファーの石川遼、サッカーの浦和、大相撲の豪栄道らが受賞しており、同県熊谷市出身の木村はプロボクサーとして10年の内山高志(元WBA世界スーパーフェザー級王者)以来8年ぶり2人目の受賞となった。

 木村は昨年7月、五輪2連覇の前WBO王者・鄒市明(ゾウ・シミン、中国)を敵地で破る大金星で王座を獲得し、大みそかには元WBC王者・五十嵐俊幸(帝拳)にTKO勝ちして初防衛に成功。贈呈式では表彰状、埼玉県のマスコット・コバトンのぬいぐるみ、記念品のタンブラーを贈られ、「ボクシングを通して少しでも県民の期待に応え、子どもたちに夢を与えられる活動をしていきたい。いつまでも世界で戦える選手でいたい」とあいさつした。

 上田知事は37歳まで世界で戦った内山の名前を挙げ「内山さんという、いい目標がある」と木村を激励。木村も「それぐらいの選手になれるように」と答えた。地元・埼玉での防衛戦の可能性については「ぜひやっていきたい。勝っていけばチャンスはある」と意欲的で、内山もかつて防衛戦を行ったさいたまスーパーアリーナの名前が挙がると「できれば、そのぐらい(の会場)でできたらいい」と話した。

続きを表示

2018年1月26日のニュース