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近藤明弘 判定負けで王座奪取ならず 思わぬ大差に会場からブーイング

[ 2017年11月5日 11:28 ]

リピネッツ(左)のパンチをガードする近藤明弘(AP)
Photo By AP

 ボクシングのIBF世界スーパーライト級王座決定12回戦は4日(日本時間5日)、米ニューヨークのバークレイズセンターで行われ、世界初挑戦の同級3位・近藤明弘(32=一力)は同級1位セルゲイ・リピネッツ(28=ロシア)に0―3の判定負け。藤猛、浜田剛史、平仲明信に続く日本ジム所属選手4人目のスーパーライト級世界王者はならなかった。近藤は37戦29勝(16KO)7敗1分け、リピネッツは13戦全勝(10KO)。

 近藤は前進してプレッシャーをかける好スタートを切ったが、リピネッツは2回から得意の右を当て始め、中盤まで手数でもパンチの精度でも勝った。打たれ強い近藤もしぶとく立ち向かい、6回にバッティングで額を切ったリピネッツが失速すると、7回からはワンツーや左フックをヒットさせてポイントを奪った。しかし、全体的に決め手に欠け、終盤はリピネッツにジャブでうまくかわされて終了ゴング。ジャッジの採点は118―110が1人、117―111が2人で、いずれもリピネッツを支持。近藤の健闘とは異なる大差に、会場からはブーイングが起こった。

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