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WBC声明発表“ネリはシロ”意図的な薬物使用の確証得られず

[ 2017年11月2日 05:30 ]

WBCはネリ(右)の王座保持を認める声明を発表した
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 WBCは10月31日に声明を発表し、意図的な禁止薬物使用の確証が得られなかったとしてネリを不問として王座保持を認め、山中と即時再戦の交渉に入るよう指示した。

 ネリは試合前の7月27日に地元ティフアナで受けた抜き打ち検査で、筋肉増強作用があるジルパテロールに陽性反応を示したことが8月22日に判明。しかし、摂取した牛肉に成分が含まれていたと主張し続け、Bサンプル(予備検体)の分析も求めなかった。WBCは過去に違反歴がなく来日後の検査でも陰性だったことから摂取は故意ではなかったと結論づける一方、厳格な食事療法や自費による6カ月間のドーピング検査を義務づけた。

 ネリは4日にティフアナでノンタイトル戦を予定。本田会長は「WBCも批判を受けてこの結論だからいろいろと事情があるのだろうが、何もなければ(再戦の指示は)出ない」と話した。

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2017年11月2日のニュース