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村田“頂上”への距離「縮まった」エンダムとの再戦で力証明へ

[ 2017年9月18日 05:30 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   王者アッサン・エンダム《12回戦》同級1位・村田諒太 ( 2017年10月22日    両国国技館 )

エンダムとの再戦に臨む村田
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 エンダムとの再戦に臨む村田が“最高峰”との実力接近を実感した。「ミドル級頂上決戦」と呼ばれたゴロフキン(カザフスタン)―アルバレス(メキシコ)をテレビ観戦。引き分けた内容に「2人の実力が抜きん出ている印象はない。世界ランカーとの差は縮まった。僕もその中にいる」と感想を口にした。

 指摘したのは世界王座に7年間君臨するゴロフキンの衰えだ。常に前進してペースを支配しながらも決定打を打ち込めず、デビューからの連勝は37でストップ。「(アルバレスの)ワンパンチを取るか、(ゴロフキンの)全般的なプレッシャーを取るかで採点は割れる」と解説した村田は115―113でアルバレスの勝ち。「僕ら(の力)が上がっているのもあるけどゴロフキンはピークから落ちている。魔法は解けている」と分析した。

 世界王者になれば将来は勝者との対戦を目指すことになるが、村田は「ゴールは近いけど遠い。次に勝っても米国で2、3試合やって(強さを)証明しないと」と苦笑い。「一戦一戦に集中して彼らのステージにたどりつけばいい。立ち止まっていられない」と刺激を受けた様子だった。

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2017年9月18日のニュース