×

村田3月世界初挑戦へ WBOミドル級王者サンダースと交渉中

[ 2016年12月22日 05:30 ]

73・4キロ契約ノンタイトル戦   WBO世界ミドル級3位 村田諒太《10回戦》メキシコ同級ブルーノ・サンドバル ( 2016年12月30日    有明コロシアム )

汗を飛ばしミット打ちする村田
Photo By スポニチ

 12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太が来年3月にWBO同級王者ビリー・ジョー・サンダース(27=英国)への挑戦を目指していることが21日、分かった。帝拳ジムの本田明彦会長が交渉中だと明かした。村田は同日、30日の“世界前哨戦”へ向け都内で練習を公開した。

 3日に初防衛に成功したサンダースはWBAミドル級スーパー・WBC・IBF同級王者ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦か、人気者のWBOスーパーウエルター級王者アルバレス(メキシコ)との対戦を希望。しかし、ゴロフキンは来年3月18日に米ニューヨークでWBAミドル級正規王者ジェイコブス(米国)戦が決まり、アルバレスも5月6日に元WBCミドル級王者チャベスJr(メキシコ)とのビッグマッチを計画中だ。本田会長はサンダース−村田戦の実現は、アルバレス−チャベスJr戦の成立次第と説明。3月の試合会場も押さえているが「サンダースはプライドが高く日本に来たがらない。こちらは英国でもいい」と話し、急きょ決まった村田の“前哨戦”について「3月に世界戦なら、ここで1試合できるのは大きい」と話した。

 この日のスパーリングで村田は今後も見据え、詰めてから自身のパンチが生きる距離を再確認。「最初からプレッシャーをかけて打ちにいって、途中で終わらせられれば」と4連続KO勝利を見据えた。

続きを表示

2016年12月22日のニュース