アルバレスVSゴロフキン 実現にデラホーヤ氏自信「来年9月にキャッチウエイトなしで」
サウル・アルバレス(26=メキシコ)とゲナンジー・ゴロフキン(34=カザフスタン)が拳を交えるビッグマッチが現実を帯びてきた。米国のボクシングサイト「ボクシング・ニューズ24」は14日、アルバレスが所属するゴールデンボーイ・プロモーションズのオスカー・デラホーヤ氏(43)が、この一戦を来年9月にも実現させる考えがあると伝えた。
9月にリアム・スミスを下してスーパーウエルター級の王者に就いたアルバレス。ミドル級の最強王者ゴロフキンとの一戦はファンが待ち望むカードだ。デラホーヤ氏は同日にスポーツ専門局ESPNの番組に出演。アルバレスについて問われると、次のように語った。「最高のボクサーになるためにはミドル級に階級を上げなければ無理だ。アルバレスはゴロフキンと戦う準備ができているよ。実現はゴロフキン陣営がこちらの提示する契約に応じてくれるかどうかにかかっている。契約は両陣営にとってフェアなものだよ」。
ゴロフキン陣営は一定額の報酬ではなく、興行収入のパーセンテージでの支払いを求めている模様。ビッグマッチとなるだけに、その方が得策かもしれない。仮に興行全体で1億ドル(約117億円)の収益が出た場合、報酬が1000万ドル(約11億7000万円)であっても損をする可能性があるからだと同サイトは解説している。デラホーヤ氏はさらにこう続けた。
「アルバレスはスーパーウエルター級でも問題なくウエイトを作ることができる。でも、ミドル級に上げてゴロフキンと対戦するんだ。キャッチウエイトではなく、ちゃんとミドル級のリミットで戦うことを約束するよ。彼はゴロフキンを恐れていない。来年9月に対戦するという契約を結べたらいいね。きっとそうなるよ」。