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赤穂出身の小国 グズマン戦へ「討ち入りや〜!」

[ 2016年12月15日 05:30 ]

IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   王者ジョナタン・グスマン≪12回戦≫同級5位・小国以載 ( 2016年12月31日    島津アリーナ京都 )

兵庫県赤穂市出身の小国は討ち入り装束に身を包み「討ち入りや〜」と気勢を上げる
Photo By スポニチ

 手段を選ばずグスマンの首を取る。兵庫県赤穂市出身の小国以載(28=角海老宝石)が、赤穂浪士討ち入りの14日に合わせて都内のジムで練習を公開。「播州赤穂浪士」「大石内蔵助」と染め抜かれた討ち入り装束で采配を振り、「討ち入りや〜!」と気勢を上げた。

 小国によると毎年12月14日は赤穂市で「赤穂義士祭」が開かれ、学校も休み。故郷のPRも兼ねてパフォーマンスを思い立ち、約4万円で衣装を借りたという。7月に和気慎吾(古口)をTKOで破るなど23戦22勝22KOの怪物ジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)を吉良上野介に見立て、「堀部安兵衛を目指そうかな。今までやられたヤツ全員の敵を取ります」と決死の覚悟を口にした。

 先月下旬からはグスマンを熟知しているヨアンドリス・サリナス(キューバ)をパートナーに招へいし、50ラウンド以上のスパーリングを実施。「日本人の戦いはクリーンすぎて甘い。グスマンはクリンチの時もレフェリーがストップするまで打ってくるから気をつけろ」とアドバイスを受けた。「ギリギリなやり方も必要」とダーティーに“首”を狙う考えを示した小国は「勝算は2割。でも宝くじを当てるよりは楽」と不敵に笑った。

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2016年12月15日のニュース