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小野は判定負け…日本人選手 タイの世界戦で22戦未勝利に

[ 2016年12月15日 05:30 ]

WBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦   ●同級14位・小野心 判定 王者ノックアウト・CPフレッシュマート○ ( 2016年12月14日    タイ・ナコンラチャシマ )

ノックアウト・CPフレッシュマート(左)に判定負けした小野心
Photo By 共同

 挑戦者の小野が0−3で判定負けし、日本人選手はタイでの世界戦で22戦未勝利(1分け21敗=日本ボクシングコミッション公認)となった。屋外リングで好戦的な王者と果敢に打ち合ったが、5回に左アッパーでぐらつき、10回には左フックを顎に受けてダウン。身長とリーチで上回りながらもクリンチの多い展開で有効打が打てず、採点は6〜9点差だった。

 14年5月に当時のIBFミニマム級王者・高山勝成に敗れて以来2度目の世界挑戦。前回の反省から試合中の冷静な判断を心掛け、今回は接近戦などの練習に加えて苦手だったパクチーが食べられるようになるなどタイ対策も積んだが、日本人にとっての鬼門を突破できなかった。「相手に空間を支配された。うまかった」と脱帽し「この日のために全力で準備し、全てをやりきった。今は終わったばかり。何も考えられない」と話した。

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2016年12月15日のニュース