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小国12・31初世界戦 グスマン「怖い」けど関西人パワーで勝つ

[ 2016年11月16日 05:30 ]

IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ ( 2016年12月31日    島津アリーナ京都 )

鼻に割り箸が刺さったイラストのマスクをつけてファイティングポーズをとる小国

 ボクシングの元東洋太平洋スーパーバンタム級王者・小国以載(28=角海老宝石)が世界初挑戦で番狂わせを狙う。大みそかに23戦22勝22KOのIBF同級王者ジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)へ挑戦すると都内で正式発表。「怖い。パンチ力もスピードも全て自分より上。8対2で不利」としながらも「ハイリスクだけど勝てばハイリターン」とニヤリと笑った。

 身体能力の高い王者に対し鍵を握るのは左という。相手の左フックが当たらない位置に立ちつつ、「踏み込みが速いので出はなを左ジャブで突けたらいい。左を重点的に練習して磨きたい」と作戦の一端を明かした。今後はキューバ人選手とのスパーでスピードに慣れる予定で、阿部弘幸トレーナーは「ある戦術を用意している。それをやれば崩せる」と話した。

 3年前に和気慎吾(古口)に敗れて東洋王座を奪われ、世界挑戦が遅れた。「チャンスは何回も来ない。負けたら引退?それぐらいの意気込みでやる」と決意を口にしたが関西出身らしく会見では鼻に割り箸が刺さった絵柄のマスクを着けたり、札束を模したメモ帳を配るなどサービス精神旺盛。「負けてもボコボコのまま初詣へ行ったろかな。病院送りはあかんけど」と話して笑いを誘った。

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