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モデルボクサー高野 進退懸ける一戦へ覚悟の断髪「新しい気持ちで」

[ 2016年10月19日 16:25 ]

計量を終え自身の長髪にハサミを入れる高野人母美
Photo By スポニチ

 東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者でモデルボクサーの高野人母美(29=協栄)が進退の懸かる一戦に向け、髪を切って覚悟を示した。約1年ぶりの再起戦(20日、後楽園ホール)の前日計量が19日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、高野はいつものコスプレ姿ではなく黒のスポーツビキニで登場。計量台に乗る前に「覚悟の一戦なので」とはさみを手に持ち、後ろで束ねた髪を約20センチ、バッサリ切り落とした。ウエートは契約体重の55・6キロちょうどで一発パス。協栄ジムの金平桂一郎会長に「(髪切りは)負けたらやるんじゃないの?」と聞かれ「負けることはないです」と言い切った。

 昨年11月に世界初挑戦に失敗した高野は今年6月に再起戦を予定していたが、「引退騒動」を起こしてキャンセル。今回の再起戦へ向けた会見では金平会長から「負けたら許さない」と“最後通告”を受けていた。高野は「自分のわがままでいろいろ迷惑をかけたのでパフォーマンスはやめようと思っていたけど、会見の時に“これしかない”とひらめいた」と説明。所属事務所にも内緒で髪を切ったが、仕事への影響については「マネジャーさんがアフターケアしてくれると思う」と話した。

 今回は6回戦で通算9戦7勝(2KO)2敗のワンダーガール・シットサイトーン(17=タイ)と対戦。「新しい気持ちでボクシングをしようと思っている」と決意表明した。ワンダーガールもリミットいっぱいの55・6キロでパスした。

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