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3階級制覇王者リナレスが統一戦 “帝拳仲間”村田諒太がエール

[ 2016年9月24日 17:26 ]

ホルヘ・リナレス(C)NAOKI FUKUDA

 3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ、帝拳)が、24日(日本時間25日)に英マンチェスターでアンソニー・クローラ(英国)とのWBA・WBC世界ライト級王座統一戦(WOWOWプライムで26日午後9・00放送、メンバーズオンデマンドで25日午前4・00ごろ先行ライブ配信予定)に臨む。試合にはかつてベネズエラに本部があったWBAのベルト、WBCのダイヤモンドベルト、米リング誌の王者認定ベルトが懸けられる。リナレスと同じ帝拳所属のロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田諒太(30)と芸能界屈指のボクシング通、俳優・香川照之(50)が見どころを語った。

【村田諒太が語るホルヘ・リナレスVSアンソニー・クローラ】
――リナレスとクロラの試合が決まったときの印象は?
 「現在、ボクシングはイギリスに勢いがあります。ホルヘもイギリス2回目。米国がボクシングの中心みたいになっていますが、もうひとつの中心はメキシコではなく、イギリスになっています。そこでのビッグファイトですし、二人とも上り調子なので非常に楽しみです」

――試合展開は?
 「クロラはガードを固めて、プレッシャーをかける。それにホルヘがどう対応するか。前に出るか、ジャブで距離をとるのか見ものです」

――ホルヘの最大のポイントは?
 「見たこともない、あのスピードです。超特急ですよね。一発一発のスピードをみたらメイウェザーよりも早いのはないかというくらいのスピード。特に連打のスピードが凄い。ただ、あのスピード差がどうなるか。前に出てこられてプレッシャーをかけられたときに、そのプレッシャーにどう対応するか。飲み込まれると厳しい試合になりそうですが、うまく最後までやり通せば、実力通りに力を出せばホルヘに勝てる選手はいないと思います」

――ズバリ、予想は?
 「期待を込めてですが、ホルヘの中盤KOです」

【香川照之が語るホルヘ・リナレスVSアンソニー・クローラ】
――リナレスが、敵地に乗り込んでクローラと戦います。
 「リナレスも復調してきて、フェザー級時代のようなシャープなアッパー、等距離からのジャブがいいですよね。右ストレートとすべてシャープさを取り戻しているような気がします。ライト級にやっとフィットしたなと。英国でも去年試合をしていますし、アメリカやメキシコなどいろんな国で試合をしていますので、敵地というイメージはさほどないと思います。クローラもチャンピオンではありますが、怖さがある選手ではないので組みやすしだと思う。リナレスに憂慮する点があるとすると、なりふり構わず相手が出てきたときに目の上をカットしたりすることが一番怖い。どのくらいこぶしが完治しているか分かりませんが、何かアクシデントがなければいいなと思います」

――対戦の予想は?
 「リナレスが8回か9回でクローラを倒せると思います。もちろんクローラもあっさりと倒れてしまう選手ではないので、苦労はすると思いますが、終盤8回、9回あたりにレフリーストップを呼び込まなくてはならないのかなと」

――メッセージをお願いします。
 「リナレス選手、本当に毎試合毎試合、この何年もずっと、いつもシャープな動きやシャープなパンチに感動しています。ぜひ勝利を願っています」

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