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山中 パナマ報道陣“挑発”も一蹴「いい報告はパナマに届かない」

[ 2016年9月13日 14:27 ]

検診を受ける山中(手前)とモレノ

 ボクシングのダブル世界戦(16日、エディオンアリーナ大阪)の予備検診が13日、東京と大阪に分かれて行われ、4選手とも異常なしと診断された。WBC世界バンタム級タイトルマッチでは11度目の防衛を目指す王者・山中慎介(33=帝拳)が身長1メートル70・5、リーチ1メートル75・0で、挑戦者の同級1位アンセルモ・モレノ(31=パナマ)が身長1メートル68・3、リーチ1メートル77・0。山中は3月の前戦よりリーチが3センチ縮んだが、身長では挑戦者を2・2センチ上回り、リーチは2センチ下回った。

 山中は「リーチが3センチ縮んだのは計り方だと思う。結果については驚くことはないが、コンディションは抜群ということだけは伝えたい」とコメント。1年ぶりに再戦するモレノについては「全体的に小さくなっている。相変わらず細いですけど」と語った。来日したパナマのケーブルテレビ局員から「パナマの人々はみんな前回モレノが勝ったと思っている。明白に勝つための作戦をどう考えているのか」と問われると、「あと数発パンチを当てるだけ。今回の試合もいい結果報告はパナマに届かない。覚悟してください」とクギを刺した。

 一方のモレノは「自分のキャリアで一番の練習量を消化してきた。とにかく勝つことにこだわりたい。明確に勝つボクシングをする」と意気込んだ。パナマ人選手は4月にスーパーフェザー級でコラレスが内山高志(ワタナベ)、8月にスーパーフライ級でコンセプシオンが河野公平(同)を破っているが「モチベーションが高まっている。2人がベルトを日本からパナマに持って帰ったのはうれしい。どんな勝ち方でも勝ちたい」と話した。

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2016年9月13日のニュース