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王者・河野V4へ謙虚 暫定王者コンセプシオンと「試合できて光栄」

[ 2016年8月30日 13:58 ]

コンセプシオン(左)の前で計量をパスした河野

 31日にゴングを迎えるボクシングのダブル世界戦(東京・大田区総合体育館)の調印式と前日計量が30日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は4度目の防衛を目指す王者・河野公平(35=ワタナベ)がリミットいっぱいの52・1キロ、挑戦者の同級1位ルイス・コンセプシオン(30=パナマ)は100グラム軽い52・0キロで一発パスした。

 ラッキーカラーの緑色のTシャツで会場に姿を見せた河野は予備計量で50グラムオーバーだったが、本計量ではしっかりとパス。計量後は芽衣夫人手づくりのおにぎりをほおばった。KO率63%を誇るWBA同級暫定王者を迎えるだけに「いつも以上に気合を入れて練習した。尊敬するチャンピオンと試合ができて光栄。しっかりとあす、出し切ります」と低姿勢な中にも手応えをにじませた。グローブは緑色の日本製8オンスを使用する。

 一方、コンセプシオンは調印式で試合用の白いグローブを渡されると拒否。「黒か緑がいい」と言いだし、宮崎が使わなかった予備の黒いグローブを選択した。さらに陣営は「河野が使うグローブをチェックさせろ」と執拗に要求して念入りに調べた。マッチメーカーのジョー小泉氏は「事前に確認した時は白がいいと言っていたのに」と困惑の表情を見せたが、コンセプシオンは「同じ条件で戦うためには普通のことだ」と涼しい顔。河野とは身長、リーチとも約10センチの差があるが「体格差はメリットにならない。河野もいい選手だが、自分はいい選手と数多く戦ってきたし、背の高い選手をKOしてきた」と過去にKO負けがない河野を倒すと予告した。

 なお、レフェリーはルイス・パボン氏(プエルトリコ)、ジャッジはクリストドーロー(南アフリカ)、サントス(プエロトリコ)、ベルベケ(ベルギー)の3氏が務める。

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2016年8月30日のニュース