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小原佳太、王者・トロヤノフスキーに挑戦「全てを懸けてベルト獲る」

[ 2016年8月4日 13:15 ]

対戦相手トロヤノフスキーの写真にパンチする小原

 ボクシングの三迫ジムは4日、東京都練馬区の同ジムで会見を開き、IBF世界スーパーライト級3位の小原佳太(29)が9月9日(現地時間)に敵地のロシア・モスクワで同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)に挑戦すると発表した。元日本、東洋太平洋同級王者の小原はプロデビューから6年での世界初挑戦で、戦績は18戦16勝(15KO)1敗1分け。岩手県北上市出身で、黒沢尻工から進んだ東洋大ではロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(30=帝拳)の1年後輩にあたる。身長1メートル73のトロヤノフスキーは24戦全勝21KOの強打者で、今回がIBF王座2度目の防衛戦。日本非公認のマイナー団体、IBOの同級王座も保持している。

 小原は昨年11月、米マイアミで行われた指名挑戦者決定戦で不可解な判定によりウォルター・カスティージョ(27=ニカラグア)と引き分け。しかし、カスティージョが再戦を辞退したためIBFから指名挑戦者に認められていた。スーパーライト級で世界王座を獲得すれば日本人では藤猛、浜田剛史、平仲明信に次いで史上4人目。小原は「人生で一番大きな勝負と思っている。この試合に全てを懸けて、後悔ないよう、しっかりベルトを獲ってきます」と意気込んだ。

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2016年8月4日のニュース