「京太郎祭り」へ主役が意気込み、前日計量パス「成長見せたい」

計量を終えた京太郎（右）と対戦相手のラブロック

　ボクシングの日本ヘビー級王者・藤本京太郎（角海老宝石）が２日、東京・新宿フェイスで行われる興行「京太郎祭り」のメーンイベントでアダム・ラブロック（オーストラリア）と８回戦を戦う。１日は東京都文京区の日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）で前日計量を行い、藤本は１０５・０キロ、ラブロックは９９・７キロでパスした。

　国内のヘビー級選手はわずかな上、今回はスパーリングパートナーがビザの関係で来日できず、ほとんどスパーリングができなかったという。それでも「新宿フェイスで僕の名前がついた興行ができるのは幸せ。感謝しないと」と語り、「最低限のことは見せておかないと次へは勧めない。（プロボクサーになって）１５試合やってきて、そろそろ成長を見せられたら」と話した。関係者によると、１２月に地域タイトルのＷＢＯアジア・パシフィック王座か東洋太平洋王座への挑戦を計画しているという。