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村田 プロ野球広島にビビッ!「ブンブン振っちゃ駄目」

[ 2016年7月16日 05:30 ]

プロ11戦目へ向けた最後のスパーリングを行う村田

ミドル級ノンタイトル戦10回戦 WBC4位・村田諒太VSジョージ・タドニッパ

(7月23日 米ネバダ州ラスベガス・MGMグランドガーデンアリーナ)
 ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(30=帝拳)が都内でプロ11戦目に備えたスパーリングを打ち上げた。

 メキシコ人選手2人を相手に5ラウンドを行い、6月の米ラスベガス合宿も含めて計86ラウンドを消化。「悪い時期が1週間ぐらいあったが、調子の波を経験しておいて良かった」と総括し、課題の左については「左ボディーは間違いなく使える。それが流れの中で出ればいい」と話した。

 前日14日にはテレビのスポーツ番組で「ちょっとしたインスピレーションを得た」。セ・リーグ首位を独走する広島の三振数が減り(昨季はリーグワーストの1082、今季は87試合でリーグ5位の646)、確実にミートしてつなぐ意識が高まっているというデータで、自身も大振りではなく高い精度のパンチを数多く当てる必要性を感じたという。WBO世界ミドル級王者サンダース(英国)への挑戦を念頭に「ディフェンシブな相手に一発狙っても当たらない。ブンブン振っちゃ駄目」と自身を戒めた。

 自身2度目となるラスベガスでの試合へ17日深夜に渡米する。「結果としていいアピールができれば」。本場で“神ってる”打撃を披露すれば、初の世界挑戦が近づく。

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2016年7月16日のニュース