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リオ五輪にプロ選手参加認める!井上ら東京五輪出場も

[ 2016年6月2日 05:30 ]

井上尚弥

 国際ボクシング連盟(AIBA)は1日、スイスのローザンヌで臨時総会を開き、リオ五輪に全てのプロ選手の参加を認める規定改正案を決議した。出席した88連盟による投票は賛成84、反対0、棄権4だったという。

 既にリオ五輪の各大陸予選は終了し、AIBAによると残る出場枠は来月の世界最終予選(ベネズエラ)で決まる26人のみ。興味を示すプロ選手がいる一方、世界王座認定団体のWBCは「安全面から危険」として、五輪に参加した世界ランカーを追放すると通告しており、リオ五輪での実現は厳しい状況だ。関係者は「これは20年東京五輪への布石」と明かした。

 世界のアマチュアボクシングを統括するAIBAは、ロンドン五輪後に独自のプロ組織APBを設立。従来はAPB所属のプロだけに五輪出場を認めており、規定改正はスター選手確保と勢力拡大が目的とみられる。改正により、現在23歳のWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)らの東京五輪出場も可能となった。ただ、国内ではアマを統括する日本ボクシング連盟の山根明会長がプロ参加に反対の姿勢で、東京五輪へ向けて議論を呼びそうだ。

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2016年6月2日のニュース