モデルボクサー謝罪も金平会長は不信感　試合中止を示唆

イベントで水着姿を披露した高野人母美（左）と黒木優子

　６月６日の次戦を最後に引退すると電撃発表した東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者のモデルボクサー高野人母美（２８＝協栄）に対し、協栄ジムの金平桂一郎会長（５０）が試合中止の方針を示した。

　高野は７カ月ぶりの再起戦を発表した１８日、「指図されてやるのは嫌」と引退を表明。海外出張中の同会長はツイッターで「６月６日もやらなくていいです！」と激怒し「やりたくないという選手をリングに上げたら見識を疑われる」と主張した。高野は１８日夜、同会長に電話で謝罪。１９日は都内でイベントに出席し「迷惑を掛けてしまった。来週会って、ちゃんとお話ししたい」と話した。この日、電話取材に応じた金平会長は「発言の真意が知りたい」と不信感を拭えない様子。２３日に帰国して高野と会談予定だが、試合開催については「私が決めること」と言い切った。