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井上、パワーアップ実感「KO決着になればいい」

[ 2016年5月5日 14:11 ]

<IBF世界戦 予備検診>検診を終え、ファイティングポーズをとるダビド・カルモナ(左)と井上尚弥

 「ボクシングフェス5・8」(8日、東京・有明コロシアム)の予備検診が5日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで行われ、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチは2度目の防衛を狙う王者・井上尚弥(大橋)が身長1メートル63・7、リーチ1メートル73で、挑戦者ダビド・カルモナ(メキシコ)の1メートル62・7、1メートル68をいずれも上回った。

 井上の胸囲は91センチでカルモナの93センチを下回ったが、昨年末の初防衛戦時の87・3センチから3・7センチアップ。「筋トレもそうですけど、サンドバッグを叩いていても力強いパンチが打てるようになった」とパワーアップを実感している様子で「相手は非常に調子が良さそうなので楽しみ。うまさと強さ、どちらでもアピールしたい。あえてKOは狙わず、自然体のボクシングをして結果的にKO決着になればいい」と自信のコメントを口にした。

 一方、3度目の世界挑戦となるカルモナも「調子は大変にいい。減量は全く問題ないし、メキシコを出る時から体重は合わせてきた」と仕上がりの良さをアピール。初対面した井上について「特にない。ノーマルな印象」と語り、「調整がうまくいった方が勝つと思う。(世界挑戦は)1度目は負け、2度目は引き分けたが、3度目は勝つ」と意気込んだ。

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2016年5月5日のニュース