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ベルトがダウンの応酬制す!4回TKOでオルティスへのリベンジ成功

[ 2016年5月1日 14:54 ]

ベルトは4回にオルティスからダウンを奪う (AP)

 プロボクシングのウェルター級12回戦が4月30日、米国のカリフォルニア州で行われ、アンドレ・ベルト(32=米国)がビクター・オルティス(29=米国)を4回TKOで下した。

 両者は2011年に一度対戦しており、その時はWBCウェルター級王者だったベルトが挑戦者オルティスに3―0の判定で敗れ、王座を明け渡している。5年越しの再戦は初回からバッティングでオルティスが額をカットする波乱の幕開け。しかし、オルティスは続く2回に左ストレートでベルトからダウンを奪った。

 ベルトはダメージがあるのか、3回は精彩を欠くラウンド。しかし、4回に右アッパーが決まると形勢が逆転した。このパンチでダウンを奪い返すと、再開後にもベルトは連打を見せ、オルティスを再びキャンバスに送り込んだ。足が言うことを聞かないオルティスの姿に深刻なダメージを感じ取ったレフェリーはここで試合をストップ。激戦をベルトが制した。

 「ダウンのダメージはなかった。盛り返す時間はあったよ」と試合後に語るのはリベンジに成功したベルト。「自分のキャリアの中で最も満足のいく試合だった」と納得の様子だった。戦績は35戦31勝(24KO)4敗。一方、ここ6戦で4敗目を喫したオルティスは「パンチが見えなかった」と4回に受けた右アッパーを振り返り、肩を落とした。戦績は39戦31勝(24KO)6敗2分。

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