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40歳佐々木 2年9カ月ぶり復帰戦も鮮やかKO勝ち

[ 2016年2月7日 05:30 ]

6回KO勝ちして勝ち名乗りを受ける佐々木基樹

プロボクシング8回戦 佐々木基樹 6回2分31秒KO 宮崎辰也

(2月6日 後楽園ホール)
 40歳の元東洋太平洋スーパーライト、ウエルター級王者・佐々木基樹(帝拳)が2年9カ月ぶりに現役復帰し、ノーランカーの宮崎辰也(31=マナベ)に6回2分31秒KO勝ちした。

 右を再三ヒットさせて試合を支配し、6回に右ストレートからの左フックでダウンを奪うと相手陣営がタオルを投入。「いつまでもやらせたら危険なので、適切なタオルだと思う」と分析してみせた。

 2度の世界挑戦歴を持つ佐々木は13年5月に一度は引退。しかし、昨年の日本ライト級王座決定戦を見て「これなら勝てる」と復帰を決意した。王者経験者は最終試合から3年以内ならば37歳の年齢制限が適用されないとあり、周囲の反対を押し切ってリングへ。「リアルで言えばボクシング中毒。二度と上がれないと思った聖域に上がれてうれしい」と話し、「日本、東洋(王座)は射程圏に十分あると思う」と今後の目標を口にした。

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2016年2月7日のニュース