×

“絶対王者”アルドが王座転落 UFC史上最短13秒KO

[ 2015年12月14日 11:34 ]

マクレガー(手前)の左フックがアルドの顔面を捉える (AP)

 総合格闘技のUFC194は12日(日本時間13日)、米国のラスベガスで開催され、メインイベントで行われたフェザー級王座統一戦は、暫定王者のコナー・マクレガー(27=アイルランド)が王者のジョゼ・アルド(29=ブラジル)をUFCのタイトルマッチ史上最短となる1回13秒KOで下し、新王者となった。

 一瞬の出来事だった。右構えのアルドが左構えのマクレガーに対して踏み込み、左のパンチを繰り出したその瞬間、アルドは左フックを顎に被弾。仰向けに倒れたブラジル人にマクレガーが数発パンチを見舞ったところでレフェリーが割って入った。

 アルドはこの試合まで10年間無敗で18連勝中。絶対的な強さを誇っていたが、たった13秒で王座から転落し、「あのパンチは予想できなかった。再戦したい。こんなのは試合ではない」と悔しさをにじませた。2005年以来の敗戦となり、戦績は25勝2敗。

 一方、ワンパンチでトップに上り詰めたマクレガーは「アルドは気の毒だな。正確さがパワーを、タイミングがスピードを上回ったのさ」と自身の格闘スキルの高さを誇らしげに語った。戦績は19勝2敗。今後はフェザー級に留まり、元ライト級王者のフランク・エドガー(34=米国)と対戦する可能性があるという。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月14日のニュース