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興毅「レフリーに水差された」ラストマッチ判定に不満

[ 2015年10月19日 09:30 ]

亀田興毅

 16日(日本時間17日)に行われたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者の河野公平(34)に判定負けし現役引退を表明した亀田興毅(28)が19日、自身のブログを更新。「レフリーに対しては、水を差されたなぁと思う」と不満を表した。

 勝敗に関して「結果は受け入れる。負けは負けで言い訳もないし、お互いベストを尽くしたと思う」としたが、2Rに放ったボディがローブローと判断されたことについて「2Rに今回練習してたボディで効かせてダウンを取ったと思ったけどローブローと判断され、相手は約30秒ほど休む事に。男ならわかると思うけど、ほんまにローブローなら30秒間座るのは逆に辛いはず。個人差はあるやろうけど…」と悔しげ。

 さらに3Rでもローブローを取られ、2Rのダウンと合わせいきなり4ポイントのマイナス。「そしてあと一回注意があると失格負けのリスクで戦い方は大幅に変わり、縛られた状態での戦いとなる。さすがそうなると厳しい」と正直な思いを告白した。

 それでもその後はベストを尽くし「だから後悔はない」とやりきったことを強調。「プロ生活12年間あっと言う間に過ぎ、凄く楽しかったし、全てが思い出。ボクシングをやってきたら今の俺がある訳やし、色んな素晴らしい人達にも出会えたし、感謝しかない」と振り返った。

 ボクシングへの感謝に加え、ボクシングと出会わせてくれた父・史郎氏(50)に対しても「俺みたいな気持ちの弱かった子がボクシングで世界チャンピオンになる。凄いことやなぁと思う。これも全て親父のおかげ。親父がボクシングに出会わせてくれ、俺をボクサーにし、育ててくれた」と感謝。それだけに「最後の最後で親不孝な事してもうたのは申し訳なく、自分が情けない」と日本人初の4階級制覇で締めることができなかったことを悔やんだ。

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2015年10月19日のニュース