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8・7世界戦の赤穂 鬼門突破に自信「打ち合い制す」KO奪取だ

[ 2015年7月13日 19:10 ]

世界戦へ気合を見せる赤穂

 ボクシングのWBO世界バンタム級王座決定戦(8月7日、タイ・バンコク)で同級2位プンルアン・ソーシンユー(タイ)と対戦する同級1位の赤穂亮(横浜光)が鬼門突破に自信を見せた。

 日本人のタイでの世界戦は通算18敗1分け。13日に横浜市内のジムで練習を公開し、12回判定負けした佐藤洋太戦以来となる約2年8カ月ぶりの世界挑戦に向け「今回は一番相性がいい。打ち合い制した者が勝つ」とKO勝利を見据えた。

 3月にフィリピン・マニラで行った前戦。計量前にサウナで最後の数百グラムを落とす計画だったが、現地でサウナに足を運んだところ、温度が50度しかなく断念。ホテルに戻り客室の湯沸かし器をかき集めて、部屋をミストサウナ状態にしてどうにか体重を落とした。海外でのトラブルを経験し、下見も敢行。ジャグジーと高温サウナ付きのホテルを予約済みで、試合会場の酷暑も予想し、練習中は暖房を効かせて対策に取り組んでいる。

 日本人を含め、タイでは地元判定に泣かされる海外の選手は多い。敵地での厳しい戦いが予想されるが、「日本だけで世界戦やる時代じゃない。ワールドワイドな競技だと思う」と与えられた環境で勝負に挑む構えだ。

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2015年7月13日のニュース