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山中、モレノがバンタム界のワン・ツー 和毅は3番手の座狙う

[ 2015年7月11日 05:30 ]

 【主要4団体の現状】主要4団体のバンタム級戦線で最も勢いがあるのはWBC王者の山中だ。米専門誌「リングマガジン」が6月に発表したパウンドフォーパウンド(全階級を通じた最強選手ランク)で9位。この階級唯一のトップ10入りで世界も認めた実力だ。

 モレノはWBA王座を12度防衛。スーパーフェザー級で10度防衛中の内山高志と同じように、強すぎるあまりスーパー王者に格上げされた。昨年9月、パヤノ(ドミニカ共和国)に負傷判定負けして王座から陥落したが、その評価は衰えない。

 WBAにはスーパー、正規の王者2人が存在する。正規王者マクドネル(英国)は9月に元WBO王者の亀田和毅と再戦するが、将来的には勝者がパヤノと統一戦を実施することが濃厚。三つ巴の頂点が山中、モレノに次ぐバンタム級3番手と言えそうだ。

 IBF王座は昨年10月に無敗のカバジェロ(米国)が獲得。8月には空位のWBO王座決定戦に赤穂亮が臨む予定で、今後は日本人王者対決が展開される可能性もある。

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2015年7月11日のニュース