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村田 7連勝に自信!世界ランカー倒して次戦念願の海外進出だ

[ 2015年4月30日 05:30 ]

ビシッとスーツ姿でポーズをとる村田諒太(左)とアタイジ

73・4キロ契約10回戦 WBC7位・村田諒太―WBO15位ドウグラス・ダミアン・アタイジ(24=ブラジル)

(5月1日 大田区総合体育館)
 ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(29=帝拳)は5月1日、プロ7戦目で初めて世界ランカーと対戦する。試合2日前の29日に都内で会見し、デビュー7連勝に自信を示した。村田陣営は今回勝てば、次戦で米国に進出し、年末に見据える世界挑戦の準備に入る方針。夢の世界王者へ向けて、これまで以上に重要な一戦になる。

 いつも会見でスーツをバッチリ着こなす村田。今回は相手のアタイジもグレーのスーツにサングラスをかけ、おしゃれな装いで登場した。ミドル級の世界ランカー2人はまるでモデルのよう。普段の国内のリングにはない洗練された雰囲気が漂った。

 初の世界ランカーとの対戦を前に、村田の気分は高まっている。「世界を目指す選手同士の試合。モチベーションが違う。いい内容になると思う」。アタイジはWBOの地域タイトルも保持しており、これまでで最も強敵であることに間違いない。相手も「(ロンドン五輪銀メダリストで、同じブラジル出身の)ファルカンより俺の方が強い。100%勝つ自信がある」と燃えている。世界ランカー同士のつぶし合い。帝拳ジムの本田会長は「村田にとって今回は大きな勝負。勝てば今後は海外路線になる」と、この試合を海外進出の最終テストマッチと位置づけた。

 当初、村田陣営はこの7戦目の米国開催を希望していた。しかし、5月2日にラスベガスで行われるメイウェザー―パッキャオ戦の日程がなかなか決まらず、他の興行日程にも影響が出て、出場できる興行の都合がつかなかった。ミドル級の本場の米国で名前を売らなければ、世界挑戦のチャンスは回ってこない。年末に見据える世界挑戦のために、8月頃の次戦は米国で行う意向。また、WBAスーパー王者のゴロフキン(カザフスタン)から合宿参加の誘いも来ており、今後は米国での練習も増やす予定だ。

 今回3戦ぶりのKO勝利となれば、自信を持って米国進出できる。村田は「まずはベストを尽くします」と力を込めた。

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2015年4月30日のニュース