三浦　挑戦者ディブのしつこい“口撃”も挑発には乗らず

フォトセッションでポーズをとる三浦隆司（左）とビリー・ディブ

ＷＢＣ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 王者・三浦隆司（３０＝帝拳）―同級６位ビリー・ディブ（２９＝オーストラリア）

（5月1日 大田区総合体育館）
　ＷＢＣ世界スーパーフェザー級タイトルマッチの調印式で両者が対照的な表情を見せた。

　４度目の防衛を狙う三浦は「ＫＯで豪快な試合になればいい。とにかく勝つという気持ちを持てば結果はついてくる」と冷静そのものだったが、ディブはオーストラリアで２５年ぶりに海外の世界戦が生中継されるとあって気合十分。「三浦はすさまじいファイター。内山に敗れてからカムバックした」とＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者・内山高志の名前を口にして王者を苦笑いさせ、「２階級制覇は大きなモチベーション」と意気込んだ。

　ディブは写真撮影でもにらみ合いを仕掛け、陣営はルールミーティングでリングの大きさや試合途中の公開採点が英語でも行われるのかなど細かく質問。リングのサイズ確認は足を使う戦い方を予想させるもので、フセイン・トレーナーは「見たことがない姿に三浦は驚くかも」と挑発した。