亀田3兄弟国内断念 興毅「ボクサーには賞味期限がある」

[ 2014年12月7日 05:30 ]

成田空港から米ラスベガスへ出発した亀田興毅(左)と和毅

 昨年12月の次男・大毅(25)の世界戦混乱問題による処分で、国内で試合のできない状況が続いている亀田3兄弟が日本のリング復帰を事実上断念した。長男・興毅(28)は6日、来年は3兄弟で米国に本格進出する方針を示し、3人での世界戦実現の野望を語った。興毅と三男・和毅(23)はこの日、来年の準備のために成田から米ラスベガスへ出発した。

 事実上の国内決別宣言だった。大騒動となった昨年12月の大毅の世界戦から1年。興毅は吹っ切れたような表情で語りだした。

 「日本で試合はしたいけれど、当面できる雰囲気じゃない。ボクサーには賞味期限がある。指くわえて待ってたら、腐ってまう。海外でやるええチャンスやね」

 亀田ジム会長らが資格停止の処分となってから、新会長を据えての亀田ジム再出発、UNITEDジムへの移籍など、3兄弟が日本のリングに上がるための策を打ってきたが、全て失敗に終わった。他ジムへの移籍などの余地は残されているものの、日本での試合は断念。来年は海外のリングに専念する意向を示した。

 背中を押したのは大物代理人の存在だ。7月にWBO世界バンタム級王者の和毅がラスベガスで防衛に成功して、アル・ヘイモン氏の目に留まって契約。11月には興毅も米国で勝利し、その際に大毅を含めた3兄弟で同氏と契約するに至ったという。今後はマッチメークなどのサポートを受けることになっており、ラスベガス入りして来年の日程調整などのミーティングを行う予定だ。

 和毅は既に来年3月頃にWBA王者のマクドネル(英国)と統一戦を行うことで合意している。興毅はスーパーフライ級で4階級制覇、1年間試合から離れている大毅もバンタム級で再起し、3階級制覇を狙う方針だ。興毅は「ラスベガスで3人で世界戦をやりたい。(ヘイモン氏は)来年その舞台をつくると言ってくれている」と壮大な目標も口にした。

 日本のリングへの未練は断ち切った。「俺らは失うものはない。負けたらアカンやったと笑えばいいだけ。タダでは転ばんよ」。逆境の中で自信を培った亀田家は、3兄弟で米国に乗り込む。

続きを表示

「ボクシング」特集記事

「木村花」特集記事

2014年12月7日のニュース