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平壌で「闘魂」プロレス 日本から観客 インターネットで生中継

[ 2014年8月26日 15:16 ]

 北朝鮮・平壌で30~31日、日本と北朝鮮のスポーツ関係者が共催するプロレス大会が開かれる。元プロレスラーのアントニオ猪木参院議員が日本側の実行委員長を務め、日本からも一般の観客が訪問。大会の様子はインターネットで生中継される予定だ。

 猪木氏は平壌で、姜錫柱朝鮮労働党書記と会う見通しだが、ほかの北朝鮮要人と面会するかは不明。金正恩第1書記が観戦するかどうかにも注目が集まっている。

 旅行代理店によると、日本から約60人の申し込みがあった。外務省が7月に渡航自粛措置を解除して以来、初の大型観光ツアーとみられる。

 「スポーツ交流を通じた平和外交」を掲げる猪木氏の北朝鮮訪問は、今回で30回目。25日の記者会見で、大会の意義について「人と人が交流し、一歩踏み出すことで友好関係が築かれる」と強調していた。

 猪木氏は、1995年4月にも平壌で北朝鮮初となるプロレス大会を主催。現在の北朝鮮地域で生まれたプロレスラー故力道山の弟子として広く知られている。

 今大会には、日米やフランスなどから21人の格闘家が集う。大会2日目の31日は、インターネット動画配信サービス「ニコニコ動画」の生放送が決定しており、ファンの間で関心が高まっている。(共同)

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2014年8月26日のニュース